結婚して、子供も出来て、仕事もそこそこ順調で…男にとって絵に描いたような幸せを僕も手に入れる事が出来た。この先、死ぬまで平凡な人生が続くものだと思っていたし、それを望んでいた。そんな時、二宮ひかりが僕の目の前に現れた。あぁ僕はこの人に人生を破滅させられてしまうかもしれない。そんな予感がしたけれど、僕にはどうする事も出来なくて、何かに期待せずにはいれなくて…僕は自らその道に足を踏み入れてしまった。